プリン体の代謝


プリン体は最終的には肝臓で尿酸に変えられて尿として体外に排出されますが、筋肉中に残ってしまいますと「凝り」の原因となります。

ではプリン体とはどういうものでしょうか?

プリン体を一言でいうと「細胞の核にある、遺伝情報の設計図(DNAやRNA)を構成する主成分」のことです。


プリン体の正体と役割

プリン体は、私たちの体にある約37兆個の細胞ひとつひとつに含まれています。

遺伝子のパーツ:DNAやRNAの「塩基(アデニン、グアニン)」という部分がプリン体です。

私たちが体を動かすためのエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)も、プリン体から作られています。

つまり、プリン体がないと、私たちは遺伝情報をコピーすることも、体を動かすこともできません。


「体内で作られる量」が圧倒的に多い

プリン体と聞くと「ビールや魚卵」などの食べ物を連想しがちですが、実は体内のプリン体の内訳は以下のようになっています。

体内生成(約70〜80%): 古くなった細胞を分解したり、エネルギーを使ったりする過程で、体の中で自然に作られます。

食事から(約20〜30%): 食べ物や飲み物として外から取り込まれます。

食事に気をつけていても尿酸値が下がりにくいことがあるのは、この「体内で作られる分」の影響が非常に大きいためです。
プリン体は使い終わると「尿酸」というゴミ(燃えカス)になります。

通常は血液に溶けて尿として捨てられます。

しかし、プリン体を摂りすぎたり、体内で大量に作られたり、あるいは排泄がうまくいかなかったりすると、血液中の尿酸が増えすぎて(高尿酸血症)、関節で結晶化して激痛を引き起こす「痛風」の原因になってしまいます。


☆筋肉の「凝り」の原因となるものは尿酸ではなくプリン体だと思われます