子宮卵巣への血流障害


子宮卵巣への血流障害で質の悪い卵子が育ち、硬くて薄い子宮内膜にしかならないのです。

では何故子宮卵巣への血流障害が起こるのでしょうか?

その原因は以下の五つです。

1. 汚血

2. 冷え性

3. 骨盤のゆがみ

4. 老化

5. 手術痕


1. 汚 血

不妊の女性の下腹部を触診しますと固い硬結に触れるのです。

この固い硬結の正体は汚血なのです。

子宮卵巣周辺に古い血が溜まってしまい、血流障害を引き起こすのです

それでは何故下腹部に汚血(古い血液)が溜まるのでしょうか?

これは女性の生理に大きな原因があります。

子宮の内側には、生理機能を営む膜「子宮内膜」があります。

妊娠すれば、そこに受精卵が着床し、脱落膜となり、胎児―胎盤系を形成します。

妊娠しなければ、その膜ははげ落ちて、外に出血として出ていきます。

これがすなわち、月経(生理)です。

妊娠に至らなければ子宮内膜は、2~3日ではげてしまいますが、出血は5~7日も続きます。

これは子宮の出口(外子宮口)は、非常に細い管(子宮頸管)となっています。

一度に子宮内膜がはげても、子宮口が狭いために、1日目は子宮口を開き、2日目にやっと開いた子宮口から内膜が流出するために、この日が最も出血が多くなります。

3日目から減少して、5~7日で出血は終了します。

そして、注意すべきことは、はげ落ちた内膜の逃げ道として、下方の子宮口のみでなく、上方の卵管もあるということです。

1日目に、子宮内腔ははげ落ちた内膜で、内圧が上がります。その圧力で月経血は外へ出ようとしますが、下方は狭くて十分出ることができません。

そこで、抵抗の少ない卵管を伝って腹腔内へと逆流します。

したがって、生理中にお腹の中には子宮内膜を含んだ血液が溜まっています。

それで、お腹、または腰が痛い、あるいはだるくなるのです。

子宮内と違って、お腹の中の血は逃げ場がありませんから、古くなるとドロドロになって骨盤内の臓器どうしを癒着させます。

この生理で逆流した血液が腹腔内で留まっている状態が汚血なのです

この汚血が溜まっているとお腹にまるで子宮筋腫があるかのごとくに硬結となって現われます。

この硬結をほぐして汚血を解消することが妊娠への大きなステップとなるのです。



生理痛が激しい人は汚血が多い可能があります!!

汚血の存在は自分で下腹部やへそ周囲を指圧して、しこりのような硬いものに触れれば自分でもわかることがあります。

自分で触診できない人でも生理痛が激しかったり、生理の量が少ない人は、内膜が逆流して腹腔内に滞っている可能性が高いのです。

そして汚血はある一定の場所に集中してきます。 私どもは妊娠三線と呼んでいます。

三線なので三つあるわけですが下腹部の中心線が子宮にあたり、その左右が卵巣にあたるのです。

この汚血を速やかに体外に排出して下腹部の異常を解消し、子宮、卵巣への圧迫を除いてあげることが赤ちゃんが授かる一番の近道なのです。



2. 子宮卵巣の冷え


子宮卵巣が冷えますと血管が収縮して細くなってしまいますので血流障害を起こす大きな原因となります。

当然不妊症治療のなかでも大きな原因を占めるものです。

冷え性には表面の冷えと内臓の冷えがあるのです。

表面の冷えは手や足先が冷える人です。

心臓から離れるほど動脈血が行きにくいので冷える傾向があります。

このタイプはあくまで表面上の冷えですから不妊にはあまり影響がありません。

もう一つの内臓冷え性は文字通り内臓が冷えているタイプです。

臓が冷えていますと子宮と卵巣も冷えてしまうために妊娠しにくいと言えるのです。


子宮卵巣冷え性の判定

冷え性が表面の冷えなのか内臓の冷えなのかが自分では分かりません。

この判定をするのが冷え性判定です。

実際に判定を行ってみますと冷え性だとご自身で思っていても、実際は末端の冷えで深部は温まっている方もいらっしゃいます。

逆に冷え性ではないと思っていた方が冷え性だったという場合もあります。

冷え性判定はまず高周波深部加温器を臍周囲に30分かけてみます。

そうしますと冷え性でない方は足先の方まで温まります。

冷え性の方はお腹のみが温まって足の方へは熱が行きません

ひどい人になりますとのぼせて頭のほうが熱くなります。

これで内臓の冷えがあるのかが分かるのです。冷え性治療に入る前に、まずこの冷え性判定をしていただきます。


頭寒足熱の体へ

内臓が冷えていない人は頭寒足熱の体です。

頭寒足熱は頭が冷えていて足の方が温かい体の事です。

内臓が冷えていますと、この逆で頭が温かくなる現象で所謂のぼせたりします。

このような冷え症の方々を頭寒足熱の体に変えていく治療をします。

当院の冷え症治療は本当の意味で冷え症が治ってきたと患者さん自身が実感できるものです。

高周波深部加温器でお腹を温めながら足を遠赤外線で温めるのですが、最初のうちは足も温かくて気持ちが良いのです。

ところが冷え症が治ってくると足の温かさが熱くなり、赤外線の温度を下げるようになるのです。

この赤外線の温度が30分で半分にまで下がれば冷え症が治ったと言えるのです。

最終的には足は温めなくても良いです、という患者さんまでいるのです。

このように実感として冷え性が治ったと感じることが出来るのです。


3. 骨盤のゆがみ


骨盤の歪みがあると骨盤内の臓器が圧迫されてしまい、血流が悪くなり、子宮卵巣周囲の機能低下を引き起こします。

そこで鍼灸治療で骨盤を正しい位置に戻します。

実際には骨盤の中心に位置し、背骨を土台となる骨の位置の異常が大きな原因を占めます 。

この仙骨が後方にずれてしまっていたり、仙骨と腸骨の関節である仙腸関節に異常があると骨盤内の血流が悪くなり、不妊の原因になるのです。

仙骨の位置異常は腰痛の大きな原因でもありますので、この仙骨を治すのには健康面でも大きな意義があるのです。


4. 子宮卵巣の老化

子宮は使わないと硬くなり、卵巣は休めないと硬くなる。

子宮卵巣も他の臓器と同様に平滑筋という筋肉で出来ています。

したがって肩こり同様に凝ってくるのです。

嫌な話ですが、妊娠をしないと子宮は使わないのでどんどん硬くなっていきます。

卵巣は逆に休まずに卵を作り続けますので疲弊してこれまた萎縮して固くなるのです。

今の女性は見た目も体力も非常に若いのですが、生殖器が見た目の若さに追いついていないのが現状です。

思った以上に生殖器は老化しているのです。

当たり前のことですが誰もが自分が不妊症になるとは思っていないのですし、生殖器が老化しているなんて思わないのです。

結婚すれば普通に赤ちゃんが授かると思っている人が多いのです。

しかしだからと言って心配しないで下さい。老化で硬くなった子宮卵巣を限りなく柔らかくすることも当院の治療では可能なのです。


5. 手 術 痕


子宮や胃腸などの疾患で過去に開腹手術や内視鏡や腹腔鏡手術などの手術痕がありますと、傷口が固くなります。

傷跡の影響は西洋医学では殆ど無視状態です。

鍼灸の臨床の現場では触診しますと傷跡を中心にその周囲の組織が異常に固くなっているのが見て取れるのです。

特に下腹部に傷跡がありますと子宮卵巣周囲の筋肉が異常に固くなります。

この状態では子宮卵巣に血行不良を起こしているのは明らかです。

しかしながら傷跡の状態は比較的体表から浅い位置にありますので汚血や子宮卵巣の老化よりは対処しやすいと思います。

治療は高周波インディバや浅く打つ鍼で改善しやすいです。


目指すはマシュマロのようなお腹です。

多くの患者さんのお腹を診てきましたが、経産婦さんのお腹は非常に柔らかいのです。

お餅のような方からマシマロのような方までいます

とにかく柔らかいのです。

なかなか他人のお腹を触れる経験はないと思いますので、みなさんがどれだけ自分のお腹が硬いのかが分からない方が多く、「みんなこんな感じで硬いのではないのですか?」などと不思議がる人もいるくらいです。

病院でもお腹を診る先生は少ないので仕方のないことだと思います。

これなどは私の臨床上の体験が大きくものを言っていますので、わかりにくいのも当然です。

お産の体験がなければお腹の硬さは年齢が高いほど硬くなる傾向があります。

全身は軟らかいのにお腹だけ異常に硬いなんていう方もおられました。

Bless Childでは鍼灸治療、高周波治療、エステなどを駆使してマシュマロのような柔らかいお腹づくりをしていくのです。