腰椎性腰痛

腰椎性腰痛とは文字通り腰椎(腰の骨)に異常がある場合の腰痛です。

主に次の2種類の腰痛に分けられます。

1.棘上筋性腰痛 

2.脊際性(せきさいせい)腰痛



1.棘間筋性腰痛

西洋医学ではスプラングバック、椎間関節性腰痛とか言われる類の腰痛です。

腰椎と腰椎の間の関節である椎間関節の隙間が狭くなってしまった起こる腰痛です。

ひどくなるとヘルニアを引き起こします。

治療としては腰椎と腰椎の間の圧痛点に鍼治療を施します。

下図の●の部分です。

狙う筋肉は棘間筋と棘上靭帯です。

 

2.脊際性腰痛

腰椎の際が痛む腰痛です。

脊椎の際と書いて脊際(せきさい)と呼んでいます。

腰椎が左右どちらかに歪んだり、癖で左右どちらかに負担がかかる場合に起こる腰痛です。

腰の際ばかりでなく仙骨の上にまで筋肉の「凝り」が広がる場合があるので注意が必要です。

下図の線上に治療を施します。

筋肉は棘筋、回旋筋、多裂筋などの深層の筋肉です。