自律神経から来る不妊の原因
妊娠から出産に至るまでのホルモンバランスは全て脳の自律神経がコントロールしています。
脳が疲労してしまい、この自律神経がうまく機能しなくなると脳からの女性ホルモンの流れがうまくコントロール出来ずに卵子が作られなかったり、子宮内膜が厚くならなかったりします。
さらに妊娠・出産まで過程を全て自律神経でコントロールしますので重要なポイントとなるのです。
脳と女性ホルモンの関係は?
脳疲労が起こると女性ホルモンのバランスが崩れますが下図を参照にしながら簡単に説明致します。
まず最初に大脳視床下部から 性腺刺激ホルモン放出ホルモンが放出され、これが脳下垂体の卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの放出に影響を与えます。
そして卵巣から卵胞ホルモンと黄体ホルモンを放出させるので3段階の仕組みになっています。
妊娠はこの絶妙なホルモンの放出のバランスによって成り立つものなのです。
この女性ホルモンの絶妙なバランスを崩すのが脳への血流障害から来る脳疲労なのです。
脳疲労からくる不妊の原因の具体例
・生理が決まった周期に来ない
・ 排卵がうまく起こらない
・ 正常な精子・卵子が作られない
・ 子宮内膜が厚くならない
・ 着床出来ない
・ 着床しても継続しない
・性欲が湧かない
などなどです。
特に脳疲労からくる大きな障害は生理の周期が狂う事と、性欲が湧かないことです。
この二つは特に妊娠する為に一番最初に来るハードルです。
種の保存をする為の本能の部分ですので大変重要な問題となるのです。
脳疲労を起こし自律神経が乱れる三つの原因
脳疲労を起こす原因は以下の三つです。
①首肩こり
②電磁波
③ストレス
① 首肩こり
脳は莫大な酸素を消費している。
脳疲労の原因は脳への血流障害です。
脳は体全体の5%の体積を占めるに過ぎませんが、酸素の消費量は全身の25%を消費するのです。
脳は常にこれだけの酸素を必要としますのでいつでも奇麗な血液で満たされていないと正常に働かなくなるのです。
実はこれこそが自律神経失調症の正体であり、MRIなどの検査を駆使して精査しても異常なしと判断されてしまうのに様々な症状を引き起こす原因となるのです。
この脳への血流障害の原因はズバリ首のコリです。
現代人はパソコンやスマホの普及で目線を下に向けて肩や首を下に向けている時間が長くなり、肩首周囲の筋肉が固くなってしまっているのです。
特に頭部と首の境目にコリが溜まってしまい、脳への血流を阻害しているのです。
この首のコリを素早く解消することが脳への血流を改善し、脳の疲労を回復させるのです。
② 電磁波からくる脳疲労
これはパソコン、スマホに不随してくる問題なのですが、Wifiの普及により、無線でインターネットが出来るようになり大変便利になりました。
しかし有線ではないので電磁波があちらこちらで飛び交うようになったのです。
加えて仕事でもパソコン、帰ってから寝るまでスマホ、タブレットを見る人が多いので電磁波により脳が帯電してしまうのです。
帯電した脳は熱も帯びるので寝ても脳が休まらずに疲労感が残るのです。
これが現代人を悩ます慢性疲労の正体でもあるのです。
③ ストレスからくる脳疲労
精神的なストレスがかかると大脳視床下部がダイレクトに影響を受けますので脳疲労を起こします。
現代人は様々なストレスにさらされています。
仕事のストレス、人間関係のストレス、将来の不安によるストレス、などは以前に比べて格段に大きくなっているのです。
加えて不妊の女性は子供がなかなか生まれないストレス。
このような様々なストレスが脳疲労を起こしているのです。
少し話が違うのですが、 赤ちゃんをあきらめたら授かった話は良く聞きます。
これは赤ちゃんが欲しいと強く望む気持ちが却って執着となって、大脳の視床下部にストレスをかけるものと思われます。
諦めた途端にストレスが無くなり、自律神経が正常に働くようになり、女性ホルモンが一気に流れ出したのでしょう。