酵素栄養学に基づく不妊治療

不妊治療における酵素の重要性とは?

不妊の原因として卵子の老化と精子の不活性化を上げました。

これは遺伝子の異常によるものであることは先述した通りです。

この遺伝子異常は昨今の食糧事情にあることは明白な事実であると思います。

食品添加物、残留農薬、有害ミネラル、遺伝子組み換え食品と精子と卵子を傷つけるには十分と言って良いほど世の中には有害な食べ物が溢れかえるようになってきました。

今の若い人たちは子供のころからこのような有害な食べ物を知らず知らずに摂取していますので卵子や精子の遺伝子が傷ついてしまっているのです。

ここで重要な働きをするのが酵素です。
酵素についての詳しい説明はこちらから。

酵素は消化や吸収だけでなく体の代謝全体に大きく関わっています。

食べ物が悪いと消化と吸収に酵素が大量に使われることになり、精子や卵子が作られる時に酵素が足りなくなるのです。

人間の体はまず生存にエネルギーを使いますので消化吸収が先に来るのです。
次にけがや病気を治す。

最後に生殖になってくるのです。

酵素を無駄使いしなくて生殖に使うためには消化吸収にまずは負担をかけないことです。
一番いい方法がファスティングですが、なかなか若い方たちには厳しいかと思います。

まずは食べ方を変えてみましょう。
ベジタブルファースト、ラストカーボです。
最初に食物繊維いっぱいの野菜を食べることにより、血糖値の上昇を抑えるのです。次にたんぱく質、最後に炭水化物の順番で食事をしますと余計な酵素が使われませんので、生殖に酵素が回せるのです。

それでも難しいと思う方は積極的に酵素などのサプリを摂って酵素を補っていきましょう。

ビタミン・ミネラルについて

良く妊娠するのは何を飲んだら良いのですか?という質問があります。
妊娠といえば葉酸とか亜鉛が思い浮かぶと思うのですがこれらを単独で摂ってもあまり効果がないと思います。

そもそもビタミンの日本名は補酵素と言います。
読んで字のごとく酵素を補う役目なのでそもそも酵素が不足していますとうまく機能しません。
ミネラルも補因子といってこれも酵素を補う役目をしているのです。

そして重要なのがビタミンやミネラルは様々な種類のものが強調して力を発揮します。
これは栄養は様々なものを過不足なく万遍に摂取したほうが良いといわれる所以です

妊娠に良い食べ物とか栄養素とかは単独では存在しないことを理解してほしいのです。