後頭部のいたみ(後頭神経痛)


後頭部の痛みは肩首から後頭部にかけて痛む頭痛のことです。
西洋医学では後頭神経痛と呼ばれているものです。
しばしばクモ膜下出血の前兆として現れる事もあるので注意が必要です。

・原因


後頭部の痛みの原因は首と頭の境の部分である頭頚部境界線の隙間がなくなり、後頭神経や血管を締め付けてを締め付けて痛みが発生するのです。

ここの部分は頭部の重さを直接受けますのでコリが発生しやすい場所なのです。
昨今はパソコンやスマホの発達による目の酷使や、目線を下に下げることによる首への負担が大きな原因となっています。

・ 鍼治療


上記の頭頚部境界線のこりをほぐして、隙間を広げる事が最優先となります。
この部位はコリが深い位置にまで進行してしまい、しかもかなり固くなってしまいますので整体指圧などの手技ではほとんど治療の刺激が到達しません。

ここでは通常の鍼より太い中国鍼が絶大な効果を発揮します。

部位別に見ても人体の中で一番コリが固くなる場所なのです。

長い年月を頭痛で苦しんでいる患者さんはこのタイプが多いのです。
また後頭部に広がる後頭筋のコリをほぐすことも重要です。