それって本当にヘルニアですか?


当院ではどこに行っても腰痛が治らないと言って来院される患者さんが多いのです。腰の痛みはもう慢性だから治らない、とあきらめている患者さんもいるくらいです。

その主な原因は腰痛の本当の原因が分からなくて見当はずれの治療をしている場合が多いのです。

その典型的な症例がヘルニアです。西洋医学でヘルニアと診断されて腰の骨にばかり着目して治療をしていますと、その場は良いのですが結果的になかなか治らない方が多いのです。

整体や整骨院なのでも腰が痛いと腰の周囲の治療にばかり終始するところが多いのです。これでは一時的に良くなるのですが数か月たっても治らずに、同じことの繰り返しになってしまうのです。

その原因はずばり腰の痛みの原因はヘルニアではなく、その土台となる骨盤にあるからです。特にその中心となる骨である仙骨の位置異常が慢性腰痛の原因なのです。

仙骨を治せば腰痛は必ず治る!!

     

骨盤は背骨を支える土台の役目を果たしていますのでここが一旦歪むと脊椎側をいくら治療しても治らないのです

中でも骨盤を構成している骨の一つに仙骨があります。この逆三角形の骨の上に背骨が乗り、左右を股関節に連結する骨ですので足から上半身にうまく力を伝える上で重要な役割を果たしているのです。

この仙骨の位置異常を治さなくして、慢性の腰痛の治癒はあり得ないのです。

仙骨の関節、仙腸関節とは?


それでは仙骨とはどのような骨なのでしょうか?
図を参考に見てみましょう。

仙骨は骨盤の丁度中央の位置にあり、背骨を支える土台のような骨です。更に左右に骨盤の骨が連結しています。骨盤の骨は更に股関節を形成して足の骨と連結しています。

つまり仙骨は足の動きをうまくバランスを取って背骨に伝える役目をしています。

ここで重要な関節が仙骨と骨盤の連結部の関節である仙腸関節です。仙骨の歪みが実際にはこの仙腸関節の歪みからくるのです。


仙骨はどのように歪む?

では実際の臨床では仙骨はどのように歪むのでしょうか?

仙骨は姿勢や重力の影響で後ろにずれやすくなっています。仙骨が一旦後ろにずれますと上方の背骨も一緒に後方にずれてきます。

背骨はお腹側にしっかりとはまっていれば安定しているのですが後方にずれると不安定になってしまい。様々な症状を引き起こします。





仙骨がずれる原因

仙骨がずれる原因は以下の通りです。

1. 姿勢が悪い
2. 股関節の異常

1.姿勢が悪い


最近は座り仕事の増加やスマホの普及で、姿勢が悪くなっている若者が増加しているのです。

リクライニングチェアやソファーなどに座っている姿勢は骨盤を後方に傾けますので仙骨が後ろにずれることとなります。また椅子に座っていても浅く腰掛けますとやはり仙骨が後方にずれます。

治療に来られた患者さんには再発防止と治癒を早めるためにまず姿勢の指導を致します。

2.股関節の異常

最近急増しているのが股関節性の腰痛です。

図のように股関節を形成する足の骨(大腿骨)が上に食い込んでしまい、股関節の隙間をなくします。そのせいで仙腸関節が行き場をなくして後ろにずれるのです。

厄介なのは股関節に異常があっても自覚に表れない患者んが多く、発見までに時間がかかってしまうのです。ですから闇雲に腰の治療ばかりしていては治らないのです。