自律神経失調症の原因


自律神経失調症は西洋医学的なMRIやCTの検査では何ら異常は見られません。

それなのに何故自律神経が狂うのでしょうか?

それは ズバリ脳が酸欠を引き起こして疲労しているからです 。

脳の疲労は現代人特有のもので検査で異常がないのに身体を不調に陥れる最大最強の現象なのです。

この脳の酸欠の原因は頸のコリです。

現代人はパソコンやスマホの見すぎで頸が硬くなってしまい、頸動脈や椎骨動脈といった脳へ酸素を送る動脈を締め付けてしまい、脳へ十分な酸素が行きわたらなくなっているのです。



脳は莫大な酸素を消費するのです!


脳は全体重の5%くらいしかないのですが、全身の酸素量の20%以上消費するのです。

脳は大変繊細な器官ですので、酸素が豊富な綺麗な血液が少しでも行きわたらないと自律神経はうまく動いてくれません。

その結果、自律神経の不調をきたすのです。

脳がMRIなどの検査で異常がないのにも関わらず、自律神経が乱れる原因がこの脳への血流障害なのです。




首コリ以外の原因
首コリ以外の脳への血流障害は以下の3つが考えられます。

① 胸郭の異常

② 食いしばり

③ 眼精疲労


1. 胸郭の異常


現代人は姿勢が悪いので、胸郭が固くなっています。

猫背によって肩が巻き肩となり、胸郭が狭くなるのです。

胸郭とは肋骨に囲まれた部分ですので、肺、心臓を収納している箇所です。

胸郭が固くなると、肺や心臓を圧迫してしまい、十分な酸素が取り入れなくなり、全身に新鮮な酸素を行きわたらすことが出来なくなるのです。

全身の酸素不足にもなりますので、結果として結果として脳への酸素も不足して自律神経に大きな影響を与えます。

現代人は姿勢が悪い




2. 食いしばりで顎が硬くなっている


首肩こりと同時に現代人は食いしばりをする事が多く、顎関節や周囲の筋肉が硬くなり、側頭部の緊張を引き起こします。

側頭部が固くなるとこめかみが痛くなり、頭痛の原因にもなります。

側頭部側頭部また同時に頭蓋骨を左右から圧迫する形となり、側頭部を締め付けますので脳への圧力が高くなり、自律神経の乱れる原因となるのです。



3. 眼精疲労


パソコンやスマホの画面を長時間見続けるとWifiの電磁波ほどではないのですが、画面から電磁波が出ているのです。

現代人は眼精疲労が大きな問題となるのです。

脳は大変多くの酸素を消費すると言いましたが、その中でも目が一番酸素を消費します。

脳の酸素を眼精疲労で多く消費してしまいますので脳への酸素が不足してしまい、脳疲労を起こすのです。



そのほかの脳疲労を起こす原因

・電磁波


以前のインターネットはパソコンに有線LANが主流でしたし、テレビなどの電化製品も微弱な電磁波しか出していませんでした。

ところがインターネットの普及とスマホの出現により、Wifiが主流になったことにより、電磁波の影響は以前とは比較にならないものとなりました。

線の中を流れていただけの電磁波が今や空中を飛び交い、脳へ多大な影響を及ぼしているのです。

現代人は昼間はパソコンで仕事、夜は寝るまでスマホやタブレットを見ている人が多いので脳が電磁波で帯電してしまい、休む時がないのです。

ですから若いのにも関わらず「疲れた~」と口癖のように言うのです。

仕事で疲れたと言いますが労働時間の長さは我々バブル世代のほうが長かったのです。

夜10時過ぎまで仕事をして、その後飲みに行って遊んでも疲れたなんていつも言っている人は少なかったのです。

パソコンやスマホの電磁波が体に与える影響は確実に現代人の脳を蝕んでいるのです。

今やデジタル化の波は避けられないのですが、せめて普段必要のない時にスマホをいじるのを辞めませんか?

最低でも就寝する一時間前にはスマホから手を話してほしいものです。

 



・ストレス


現代の若者は大変大きなストレスにさらされています。

このストレスは大脳辺縁系に影響を与えるのですが、大脳辺縁系は人間の感情の処理をする場所で、これは自律神経をコントロールしている視床下部に大きな影響を与えるのです。

人間は激しいストレスに晒されますと大脳辺縁系で処理できずに視床下部に大きな影響を与えてしまいます。

結果自律神経が乱されてしまい、普通ならなんてこともない日常の出来事でもひどく傷ついてしまったり、そのことが忘れられなくなっていつまでも落ち込んでしまったりとしてしまいます。

このストレスでうまく機能しなくなった自律神経も脳へ綺麗な血液を送ってあげることで正常に動いてくれ、ストレスをうまく処理してくれると思います